「トティ」というラッキードロー(宝くじ)をするから参加しませんか?と、従業員から誘われたんです。 その宝くじの内容を聞いてみると、
1)参加者全員から、毎月SG$100を集める。
2)集めた日に、くじ引きをする。
3)一番を引いた人が、SG$100 x 参加者数の金額をもらう。
そしてここからがなんだかおかしい。
4)毎月くじ引きをするが、その月までに金額を受け取った人はくじを引けない。
でもその月まで金額を受け取った人は参加者全員が金額を受け取るまでSG$100を支払い続ける。
なんだ、なんだ、このくじ引きは?? 宝くじではなく、ただのファンドではないか!
金額を受け取った従業員は拠出者全員(他の参加者)に対して返済義務があるといもの。
結局、金額を受け取った時までの支払った金額と受け取った金額の差額はきちんと返さなくてはいけない。
そして、なんと言いだしっぺが一番最初に金額を受け取る仕組みになっている。
言いだしっぺの為のただの資金繰り。
参加していない従業員に聞いてみると、参加者みんな言いだしっぺの懐事情を知っていて、助けるつもりで参加している様だ。 でも、想像通り、余所では金額を受けた人が途中で支払い(返済)をする事が出来なくなって、参加者の間でごたごたが起きているようだ。
この仕組みは昔のマレーシア・インド系の人達の間でよく行われていて、
他にも金利を組み込んだり、拠出金を倍にして受け取り金額を倍にしたり。
他にも呼び方があって、
インド系の間では「クド」、
マレー系の間では「マイン・スノマン」。
とりあえず、私は参加しません。当然だ!
byお父さん