2011-01-26

⑤サッカースクールトーナメントin Bangkok 27th and 28th of Nov 2010

11月29日
ランチ後、アユタヤ遺跡に出発。
午前中の観光で終わった方とは別れ、我家も入れて3組で出発。
バスではなくワゴン車に変わって観光。
バンコクから北へ70Km、約1時間半ほどで行くことが出来ます。


アユタヤ市街に入ると、緑が多く街全体が公園のような雰囲気。
1350年にアユタヤ王朝の都として築かれ、チャオプラヤ(メナム)川中流の沿岸にあり東西約7km、南北約4km、四方を川に囲まれた街。
アユタヤの王は都に多くの寺院や宮殿を建てました。
アユタヤ王朝は35代続くも1767年、ビルマ軍(ミャンマー)の軍勢によって倒されました。
この侵攻により廃虚となった遺跡、多くの仏像はビルマ軍に破壊されてしまったそう。
その時代には水運を利用して中国、ペルシャ、ヨーロッパとも交易を広めて、最盛期には東南アジア最大の都市へと発展したそうです。
日本人町もありました。
17世紀初頭には1000~2000人の日本人が暮らしていたそうです。
日本人部隊を率いてビルマ戦で活躍した山田長政はとても有名。
しかし1630年彼は暗殺され、徳川幕府の鎖国政策もあって日本人町は衰退しやがて消滅した。
現在は歴史研究センター、日本庭園、お土産店などになっているそうです。



ワット・ヤイ・チャイ・モンコン


1357年に初代ウートーン王によってアユタヤ市街の東端に建てられました。
境内中央にある高さ72mの巨大な仏塔は、第19代ナレースエン王がビルマ王子との象での一騎打ちに勝ったときに建てた記念塔。
当時は金色に輝きを放っていたであろう仏塔は、長年の風雨にさらされて灰色に。
しかし、今でも美しい姿でそびえ立っています。
仏塔は中段ほどまで登ることが出来ました。
そこからは、アユタヤ周辺ののどかな風景が一望出来ます。
そして仏塔内に入ると中は暗くでヒンヤリ。
境内には大きな涅槃像が横たわっていっらしゃいました。

敷地を囲むように座仏像がずらりと並んでいて壮観。
どの仏像もオレンジの法衣をまとい、やさしい表情で座っています。


ワット・プラ・マハタート
寺院の建築は中央にロッブリー様式の44mの大きな仏塔があって、その回りを小さな仏塔が囲み回廊があったとみられます。
現在は頭部を切り取られた仏像やレンガ積みの仏塔だけが残っています。
ビルマ軍は宝物ばかりか仏像の頭をことごとく持ち去ってしまいました。
仏像の頭には宝物が入っていたからという説もあるそうですが何とも悲惨。





木の根に閉じこめられてしまった仏頭根の成長で持ち上げられた。
これを観た時、息が止まり胸が詰まりました。
たぶんこの写真で見られた方も同じかもしれません。
激しい戦いが、一瞬にしてリアルに伝わってきます。
いろいろな感情が胸を打ちます。
この仏頭を取り囲んでいるのが菩提樹というのもなにか象徴的。
ガイドさんは、盗もうとした何者かが忘れて行って、長い月日を経て仏頭が根元に巻きついてしまったのではないかと話していました。
でも誰もその訳を知る由もありません。


ワット・プラ・シー・サンペット

ここは「ワット・プラ・マハタート」から少し歩いた奥にあります。
1491年王室寺院として建てられました。
現在のバンコクの「ワット・プラケオ」(エメラルド寺院)に相当する王朝の守護寺院だったそうです。
黄金の仏像があったそうですが、他の建造物と同様に1767年ビルマ軍によって破壊され、現在はこの仏塔3基しか残っていません。
唯一形をとどめている、セイロン様式の朽ちた高さ40mの3仏塔。
向かって左から10代目の王、中央は9代目の王、右側は8代目の王の仏塔。


ワット・ロカヤ・スタ
ここは、アユタヤ西部のアユタヤ歴史公園の北側にあります。
草原に悠然と横たわる大きな寝釈迦仏がいらっしゃいます。
この全長28m高さ5m。
アユタヤ王朝陥落時1767年に大部分がビルマ軍の破壊されてしまい、現在は涅槃仏のみが残る。
涅槃仏は穏やかな表情と人間味ある姿形。
ワットというくらいだから、ここも寺院だったはずだがその名残りはありません。
悲しくも目の前には大きな道路が。
こんなド派手なトラックありですか…


アユタヤ遺跡。
この遺跡を見ていると悲しさ、辛さ、悔しさしか見えてこない。
黄金に輝いていたアユタヤ王朝の華やかさ、強さの裏返しなのかもしれません。
いろいろな感情を胸に秘めながら、ここタイの日差しをまともに受け、汗を思いっ切りかきました。
バスに戻ると冷たい水が用意されていて、ホッと一息。


さて、最後に“象乗り”体験。
私は絶対無理…。
だって背中に毛が生えてるし、、、
主人と息子で象さんに揺られます。
象さんの上から見るアユタヤの遺跡群はいかがでしたか?

象にタッチする息子、ひぃ…
帰路、バンコクに向かって走ります。
途中の道は何もない草原の中を通ったり、村の中を通ったり。
でもそんな田舎町にヤクルトの立派な向上がそびえ立っていました。
ここでもヤクルト愛されているのですね♪さすがです。
つづく
byママ