今月末からローカル小学校はSemester 1が終了し、1ヶ月の長いお休みに入る。
毎度一時帰国の時は、実家の程近い公立小学校にお世話になっている。
またこのお願いをするべく、小学校と教育委員会へ電話をした。
いろいろな手続きが、そこにいなくても進んでしまうなんてすばらしい日本。
もちろん帰国をしたら、あれこれと書類を提出しなければならないが、ことに息子は帰国翌日から登校出来る事になった。
何度となくこの制度を利用していますが、高学年になるにつれて思う事がある。
これからはどうなるのだろうと一瞬不安になった。
しかしながら、補習校にも日本語の塾にも行っていない息子。
少しでも日本の事を学んで欲しいし、忘れないでも欲しい。
インドで、幼いころから海外を転々としている中学生のお子さんに会った。
日本での教育は受けた事がなく、日本語は話せるが難しい単語が出ると、逐一お母さんに聞いていた。
それぞれの家庭でそれぞれの教育方針があるのだと衝撃を受けた。
色々な場所へ行くのは混乱するのでは?と思われる方もいる。
しかしいろいろな社会や環境を見せるのは良い事だと思っている。
息子には、日頃から日本の事考えてだなんて、まだそんな余裕もないし精神年齢がそこまで達していないと思う。
少しずつだけれど、こうした経験の積み重ねで、いつかおのずと自分のいるべき場所が見えて来るのかなと思っている。
ひとつの選択で人生が大幅に変わってしまうこともあるだろうし、本当に丁寧に生きなければならないなと改めて思う。
震災から2ヶ月が過ぎた。
多くの命が亡くなり、いまだ行方不明者の捜索は続いている。
瓦礫も手つかずのままに残っているところや避難所で生活されている方も11万人いる現実。
被災をした町を見るのが正直怖い。
でもみんなが、これが現実と受け止めている。
息子にしっかりと今の日本を見せ、何かしら手を差し伸べて欲しいと願うし、目の前にする光景がどのように復興するのかも見て欲しい。
日々の暮らしが普通に少しづつ戻れるように願いながら。
ともあれ、日本へ行く日が決まってかなり嬉しい。
byママ