2011-11-11

通勤の苦痛

通勤に伴う不満や抑圧感を調査した結果をIBMがレポートした事が
記事で取り上げられていました。
今回で4回目となるそうです。
2008年及び2009年はアメリカ国内の調査から始まり、
2010年には調査対象と市が20都市までに増やしたそうです。
そして今回の調査も20都市6大陸で行われたそうです。

IBMが自治体や政府などと協力して作る「Smarter Transportation System」の
宣伝用の調査レポートのようです。

まずは苦痛を与えている順位とその指数得点


私の知っている通勤渋滞が問題となっている有名な都市の
ジャカルタやムンバイは調査対象とは成っていませんね。

私が以前いたムンバイでは、同僚のスタップが余りの道路渋滞の為、道路通勤を避け鉄道を使い通勤していたのですが、列車も大変な混雑の為、列車から落ちて大けが入院をした事を思い出しました。
私がいた2008年には、ムンバイの鉄道で1日平均12人が命を落としていました。
最も危険な鉄道かもしれません。
ドアはもちろんなし、はみ出しても乗っている光景。
今でも思い出すとゾッとします。

交通渋滞は、車輌の数が増加した事による事だけではなく、運転ルールやマナーの問題の様な気がしますが。

ムンバイの様な都市はすでにコントロール不可能なので対象外となったのでしょうか。。

調査は10項目から構成されているそうです。

1) 通勤時間
2) 交通渋滞での立ち往生の時間
そして下記の項目への同意を調査;
3) ガソリン価格があまりにも高い事
4) 交通状況の悪化
5) 交通が動いたり止まったり
6) 運転が原因でストレス
7) 運転が原因で怒る
8) 仕事に対する影響
9) 交通環境の為、運転を止めた
10) 交通環境が悪いため旅行の取り止め

これらの調査項目を得点にし、順位をつけたのが添付の画像です。

ここ、シンガポールでは調査した運転手の59%が5)の交通が動いたり止まったりすることに
不満を感じているそうです。

今、世界中の道路に約10億台の車が走っていて、2020年にはその倍の20億台にまで車の数が増えると言う予想もあるそうです。

そして、アメリカでは1982年から2001年の人口が20%増加し、それに伴い、交通量が236%増えたそうです。

車の数が増えれば、それに比例し使用者も増えるでしょうから、不平の数も増え続けるのでしょう。

ここシンガポールで運転する機会が全く無い私は、運転による不満や抑圧感を感じる事はないのです。

でも、運転できない不満があります。
車欲しいよな~。

byお父さん