2011-06-29

日本滞在②

みなさま仙台滞在中は本当にお世話になりました。
無事にシンガポールに戻りました。
仙台は梅雨の前で、連日朝から青い空の日ばかりでした。
日々太陽に守られている感じがしました。
そして強いエネルギーを注いでくれているように思えました。



帰国時は友人や知人に会う事が出来ました。
再会した途端、目に涙をいっぱいためていた友人もいました。
みんなといつもとは違う気持ちで再会する事になってしまいました。
みんな口をそろえて言っていた“死ぬかと思った”
という言葉には、本当にあの憎っき地震を恨みました。



津波で被害をうけた町を見ました。
本当に言葉では言い表せない位に悲惨な光景でした。
友人のいとこのお子さん、元同僚のご両親もこの津波で命を奪われました。
この津波さえなかったらと思えて仕方がないのです。



仙台空港






民家







曲がってしまっている電信柱









高く積まれている瓦礫
ショベルカーが小さく見えてしまう。
瓦礫と言ってしまうのが適した表現なのか。
だって、みんなが大切にしていたものばかりなのだから。



この光景をしっかりと目に焼き付けた。
滞在中いまだに小さいながら余震は度々起こっていました。
震災後の日本はいつ、また何が起きるか分らない毎日を過ごしている感は否めない感じでした。
しかし今を普通に生きる事に、みんな感謝している事は間違いないです。
大切な時間使って会ってくれて本当にありがとうと思う。
お金では取り戻せない、大切な人や思い出や時間を奪い去ってしまった代わりに、これからはこの経験を生かして、みんなそれぞれの価値観で生きて行くのだなと思いました。
原発の状況は一向に深刻で心配だけれど、何年掛かっても立ち直ると言っていた友人達。
必ずまた美しい日本が取り戻せることを願いたい。
byママ